10周年記念で大きく変わった2018年9月更新の最新バージョンChrome Ver.69と10月更新予定のChrome Ver.70について記述してみます。
Google Chromeのアップデート
スマホ用(Android版・iOS版)は他のアプリと同じようにアップデートがおこなえますので、あまりアップデートを意識することはないでしょう。
Windows版の場合は、WebブラウザのChromeを閉じている間に新しいアップデートがあると基本的に自動で更新してくれます。
しかし、アップデートが保留になっている場合には、右上に図に示すようなアイコンが表示されます。アップデードの利用可能から経過した日数に応じて色が変わりますが、アイコンをクリックすることでアップデートをおこなうことができます。
手動のアップデートの場合
画面右上3点マークの[①設定]をクリックし、設定画面の[②ヘルプ]>[③Google Chromeについて]をクリックして[④Chromeについての画面]が表示します。
Chromeのバージョンが表示されます。
※アップデート可能な最新バージョンがある場合は、自動的に更新がはじまります。
更新が完了すると[再起動]ボタンが表示されますので、Google Chromeが再起動して終了です。
Chrome Ver.69で大きく進歩
まず目を引くのはモダンな丸みをおびたタブやオムニボックス(URLや検索語句を入力する窓)などのデザイン変更です。ファビコンなどのアイコンも少し大きく視認性が高くなりました。
主な機能面では、オムニボックスで検索内容を入力するだけで一部ですが、著名人の画像や外国語の意味などを知ることができいるようになりました。
また、パスワードの自動生成と管理ができるようになり、高いセキュリティで各Webサイトにログインがすることが可能になりました。
他には、新しいタブを表示すると右下に出る[歯車アイコン」からタブごとに背景画像を設定できるようになりまた。
セキュリティ関係では、flashの実行には毎回 [許可] が必要になりました。
Chrome Ver.70について
次回のGoogle Chrome Ver.70では、スマートフォンなどの指紋リーダーに対応予定です。
パスワードを無くすまではいきませんが、パソコンでのログインや強固な2段階認証などに対象が広がっていくことを期待したいです。
また、パスワードやセンシティブ情報(個人情報やクレジットカード情報など)を入力しょうとすると、フルスクリーン表示を自動的に解除して、安全性を高めます。
安全性ではWeb上の情報を暗号化して通信を行っているWebサイト(https)に対して、暗号化が行なわれていないWebサイト(http)に訪問すると「Not Secure」と警告が赤字で出るようになります
。企業などのWebサイトでは危険なWebサイトと表示されてしまうので早急の対策が必要です。
新しい機能として、Google形状検知API(Shape Detection API)の試験運用です。APIは顔検知・バーコード検知・画像の文字検知し、認識することで今後さまざな事に活用していそうです。
最後に
現在スマートフォン・パソコンを含めて最大のシェアを占めているWebブラウザーのGoogle Chromeの動向は大きな影響も持っています。見た目の変化だけでなく、安全性など内容も進化しています。
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