新年明けましておめでとうございます!
マイクロソフトの動きと2018年のパソコン選びについて簡単に記述します。
Windows10アップデートと新しい動き
マイクロソフトでは春と秋の年2回Windows10の大型アップデートをおこなっています。
従来のWindows7や8のように新しいOSを発売する代わりに、Windows10の機能を強化しながら無料で大型アップデートを繰り返していくのですが、2017年秋の[ Fall Creators Update]では様々な改善とともに複合現実(MR)が目玉の1つとなっており、今後のマイクロソフトの動きを占うひとつになっています。
VR・AR・MRとは?
MRは聞き馴染がまだありませんが、VR(バーチャルリアリティー)やAR(オーグメンテッド・リアリティ)は何処かで耳にしたことがあると思います。
VRは仮想現実といわれている技術でゲームやTVでも紹介されているいます。現実の世界と切り離された仮想世界をゴーグルなどを付けて体験することができます。
ARは拡張現実といわれる技術で、スマートフォンゲームの「ポケモンGO」はそれに当たります。現実の風景にポケモンが存在しているかのような技術です。
MRは複合現実といわれる技術で、マイクロソフトが開発者向けに高額の[HoloLens(ホロレンズ)]を発売しましたが、現実の世界にパソコンのリアルな世界が重なり合って、現実世界と仮想現実の境界がわからない環境を作り上げ更に同じ環境を複数の人が共有できる世界です。
Windows10大型アップデートの問題点
私には3DやMR(複合現実)は関係ないと思っていても、今後Windows10の大型アップデートでこれらの機能が追加・強化されていくとパソコンの最低限性能の基準も上がり、Windows10の大型アップデートの条件から外れるパソコンが出てくる可能性があります。
マイクロソフトではWindows10の大型アップデートのサポート期間を18ケ月としていますので、パソコンが正常に稼働していていても、条件から外れたパソコンは大変危険な状態に陥る可能性があります。
2018年のパソコン選び
上記のことを考慮すると安いだけでパソコンの購入をすることは長い目でみると得策ではありません。
家電量販店などに行くと多くのメーカーのパソコンが並んでいますが、パソコン頭脳(CPU)は大部分がインテル社製のCPUを使っています。CPUのメーカーには他にAMD社もありますが多くはありません。
2017年は性能面で差を付けられてシアを落としていたAMD社製のCPUが、Ryzen(ライゼン)シリーズを発売して性能面でインテル社製のCore(コア) i3/i5/i7を凌ぐほどの性能向上が図られました。
2017年11月に対抗するかのように第8世代に当たるCoreシリーズを発売し、最大で第7世代から40%の性能向上が図られました。
また、ライバル関係あるインテルとAMDですが、インテル社では2018年の早い時期にノート用の第8世代CoreシリーズにAMD社製の画像処理エンジンを組合わせた製品を発売すると発表しています。高度な画像処理がノートパソコンでも快適におこなえる環境が整ってくると思われます。
パソコン選びのポイント
以上のことから、CPUでしたら、廉価版のCeleron(セルロン)・Pentium(ペンティアム)シリーズがありますが、最低でもCore i3のCore(コア)シリーズを選択しましょう。またAMD社製でしたらRyzen 3以上の性能を選択しましょう。
他にもメモリー、特にノートパソコンは購入後の増設が難しい場合がありますので最低8GB以上を搭載したパソコンを選びましょう。
最後に
パソコンを使う目的によってパソコン選びは変わってきますが、今年は少し先を見据えたパソコン選びが重要になってきます。
市民パソコン教室長野校では必要な機能に絞ったパソコン選びから設定までサポートしています。
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